マルペケ

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9月ももう後半。5月から多くの人が参加してくれた、滝之原の米作りイベント!
大阪からも、名古屋からも、三重からも、延べ人数で言えば約100人ほどが参加していただいているかな。
本当、嬉しい限り!みなさん、ありがとうございました!
そんな大掛かりなイベントも、いよいよ収穫の時がやってまいりましたー。
5日と21日に行った、稲刈りの様子や田んぼの僕なりの状況分析をご報告しますー。

今年の開墾地は、結果的には見事に減収

イベントへのご参加いただいた方々には申し訳ないんですが、開墾二年目の2015年は収量が減りました。。
要因はいろいろ、仮説立てて次年度に向けて、チャレンジしてゆきたいと思います!
肥料を入れないということは、失敗すればサクッと減収。
笑えないけど、笑うしかない厳しさがありますw

考えられることと、対策案

・昨年の秋冬に土の乾燥が足りない
土中の好気性生物(酸素を欲する微生物)の活動が不十分。
水が邪魔というよりは、酸素が足りないところに原因だろーなーと、想像しています。
今年の対策としては、穴掘り対策と水の通り改善用に暗渠の検討。

・窒素不足
昨年、藁も籾も残さなかった面があるので、今年は積極的に残したいなと思ってます。
また、蓮華やクローバーなどの豆科窒素固定作戦も検討中。

まずは、この二点。
ひとまず、秋冬はこれらの作業を進めます。

イベントは、和気藹々としてて楽しかった!

9月5日の様子


9月21日の様子

田植えから始めたイベントですが、収穫まで無事終えました。
先ほども書きましたが、大阪、名古屋、三重県から延べ人数100人くらいは見えたと思います。
多くの人と一緒に、自然栽培の米作りを体験してもらって、楽しんでもらえたなら嬉しい限りっす!
特に、お子さんももちろんなんですが、親御さんも一緒に泥んこになりながら、体験を楽しんでる姿が、本当に現代の象徴だなー、なんて思いました。
今一度、働いてご飯を得る大切さを、実感出来る機会になったのかなと思います。
どうですかね?やっぱり、お金の価値がよく分からないと、モノの価値もぶれちゃうので、体で感じることの大切さってあるんだなー、なんて実感します。

来年は、もう少し形を考えようかなとも思いつつ。
あと、ちゃんと滝之原の活動が、生業の一つに出来ればなんて考えています。

企業さま、団体さま向け連携も行っています

実は、滝之原地区のお米作り産業文化の維持に、企業、団体さまとの連携なんかもご提案しておりますので、ご興味のある方はご覧いただけるととっても嬉しいです!
多様生産・選択消費をキーワードに、現代に足りないと感じる温故知新な暮らしを考える活動を進めています。
自然と育てる滝之原のお米

さて、秋冬は田んぼに穴掘るぞー!

農業豆知識

機械式の収穫の急所!
8月の後半から、本当に雨が多くて、今年の田んぼ農家は稲刈りがすごい大変。
えっと、きっとみなさんがイメージにあるのは、コンバインでババーッと収穫している様子ではないでしょうか。
滝之原の良いところでもあり、悪いところでもあるんですが、粘土質の土のため非常に土が乾燥しずらいところです。沼みたいなぬかるみに、重い機械を入れるとキャタピラのコンバインでもハマります!動けない!
こうなると、最終手段は手刈り!野球やサッカーのグラウンドか?と言う勢いの広さを、手刈りすることも。
まさに、仕事の進行が自然に左右される農家さんの仕事の大変さは、知らないことが多いですねー。

2015.09.23

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