マルペケ

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ムヒカ元大統領の絵本を読んで感じたこと。
大量生産の象徴である、機械化のこと。

昭和の頃の機械化は、人に時間を与えてくれました。
暮らしに、夢があった。
物が無かった時代、家庭の三種の神器は「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電」。

現代の機械化は、人から時間の価値(労働対価・技能・職)を奪った。
暮らしが、形骸化した。
物があふれる時代に、たくさん物を売ろうとすれば、機械が作れる物を増やして、雇用を控える。

機械化をすれば、素人でも職人並みの仕事ができる。
これが、大量生産の考え方ですが、目的は、短時間で商品を作り、販売すること。
学び、経験、技術を得る時間は、人それぞれに与えられた自由な時間だと思います。
それも、許されない経済は、どこに向かうのか。

技術は人の暮らしの中にあるべき物も沢山あります。
昔言った家庭時の味って、そのお家オリジナルの味噌や醤油、保存食品があったから言われてたんだと思うんです。
今考えると、すごく健康的な食べ物を、家庭レベルで作る技術を持っていましたよね。

見よう見まねで、その頃の暮らしを再現するための、
商品は溢れているけど、失ってしまったその味は、なかなか再現できません。
だって、教えてくれるはずの人と過ごす時間が必要です。
その時間を、豊かだと感じますか?

寂しいですが、お金を稼ぐために費やした時間は、それっぽい暮らししか再現できない、と感じます。

お金を得るために使った時間で、様々な物以外を得ることが、困難な経済に進み続けていることに、実感として気づきました。
この前買った、ムヒカ元大統領の絵本、おすすめ!

僕なりの今後の取り組み

この本を読んだ上で、ムヒカ元大統領が言われていたことに繋がるかはわかりませんが、僕が自分の活動の中で感じた、こうすればいいかもという行動が、物があふれる現代で、自分で生活に必要なモノを作る経験、体験、学びを得る場を設けること、じゃないかと、感じました。

この前のFacebookの投稿で書いた、自然栽培の田んぼ年間レンタルはそのことです。
いま、自分の周りにいてくれる家族や仲間との間に、機械では補うことのできない時間、体験を持てる自由を。
大量生産と切り離したモノづくりの場を、今一度始めなければ、経済のお化けに僕らの暮らしは飲み込まれてしまうように感じます。

自然栽培での米作りや、味噌作り、もしかしたら日本酒も?!いろんな物を一緒に作る場に、豊かさを感じていただけるなら、大量生産とは別の消費も、小さな経済の中で見つかるかもしれません。

もし、興味、共感を感じていただけるなら、投稿をシェアしていただけるとありがたいです。
また、もしよかったら、一緒にモノづくりのできる場を楽しんでもらえれば嬉しいです。

経済の発展は、選択肢の多様化だと信じてます!

2015.10.18

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