マルペケ

marupeke

はじめに

坂本さんはサーキットが有名な、三重県鈴鹿市で自然栽培に取り組む農家さん。
元々は、一般企業に勤めていて、実家の田んぼを手伝う兼業農家でした。
IMG_2889
sakamoto01_sphoto01
sakamoto01_sphoto02

循環式のコミュニティ

坂本さんが自然栽培でお米作りを行うのには理由があります。
大きくは自身の考え方からくる、暮らし方なのかなと感じました。
本来、栽培のサイクルは、種を蒔き、苗を育て、収穫をし、種を取る。そして、翌年には同じ土地に種を蒔く。
現在の農業は、遺伝子組み換えや子孫が残せない種や、農薬による地力の低下でこの循環が出来ません。

現代社会も同じで、大量に作り大量に消費する。
良いものを長く使うようなライフスタイルは、なかなか難しい世の中になりました。そのため現代社会のコミュニティに偏りを感じ、自分の暮らし方を自然と共にある栽培に目を向けるようになったのではと、感じました。

坂本さんは、様々な異業種の方とイベントなどを企画しています。
その関係で、大学生達とも交流があり、彼らと話しをする時にも、自然栽培で出来たお米を、実際に前にしながら今後の彼らの暮らし方を考えるきっかけ作りを行ってきました。
坂本さんは、自然栽培で農業を行うのではなく、循環式のコミュニティを作る暮らし方作りを行っているのだと、僕は理解しました。

坂本さんの田んぼ

坂本さんの想いと、暮らし方の接点が自然栽培だった様に感じています。
なので、無理なく自然に今のライフスタイルに行き着いたのだと感じました。

2014.07.11

life, log

+Local

© 2019 marupeke.